千葉県の色々な貝塚に行ってきました。東京湾口から10キロ以上離れたこの貝塚(今から2500年も前の縄文時代後期)に色んな食べ物の痕跡が大量に捨てられてました。種類は、🐚「ながらみ」や「あさり」などの貝類や🦴「魚」や「鹿」「イノシシ」などの動物骨痕及び果実の「種子」などでした。これらの中で、皆さんにはあまり知られてない「ながらみ」はタンパク質・タウリン・亜鉛・鉄など多数の栄養素と効能を含む「薬膳食材」でした。

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「ながらみ」の栄養・効能については、以下のようです。

➊タンパク質(筋肉や内臓・骨などを構成している成分)が多く含まれて、低脂肪・高タンパク質であることから筋力トレーニングをしている人におすすめの食材です。

➋タウリンも含まれていますが栄養ドリンクなどにも含まれている成分で、血中コレステロールの減少や心臓・肝臓の機能亢進、高血圧の予防など生活習慣病の予防にも役立ちます。

➌ほかに、亜鉛は新陳代謝やエネルギー代謝・免疫反応などに欠かせないミネラルで、タンパク質の合成に関わる酵素の材料として使われます。

❹また、鉄は赤血球中のヘモグロビンを構成する成分となって貧血の予防に効果を発揮し、カルシウムは歯や骨を構成している重要な栄養素です。

食べ方は、塩茹でして身を爪楊枝で取り出しながら、酒のあてとして美味しいく食べれる貝です。

千葉なら九十九里浜沿いの魚屋さんではよく見かけます。手頃ですから是非皆様お試しあれ!!!

今回見かけたながらみの種類は、貝塚が東京湾から少し奥にありましたから主には内湾性のイボキサゴとの事でした。4から5キロ南下した貝塚では大量に外洋性のダンベイキサゴが堆積していました。

この度は、とりわけ「ながらみ」について「捕獲種が居住位置の違いにより異なる事」にロマン(浪漫)を覚えました。貝塚つまり集団生活(竪穴式住居集団)の場所の違いにより、捕る貝の種類が異なったのが「話し合い」で又は「戦い」で漁獲範囲や縄張りを決めていたのか、「平和的に、1日で自分達の貝塚まで戻れる範囲」を優先していたか等、色々想像しロマンでした。皆さんも続きを想像してください。

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