前回、縄文時代晩期つまり今から3000前~2300年前に、茨城県の上高津辺りで縄文人が暮らしていて、その痕跡がいろいろ発掘されたんです。その当時の生活ぶりが、それらの痕跡などや後代の資料などで、いろいろの方面から調査・研究されました。
具体の食材などについて、また、生存年齢を更に見てみました。自然の恵みを頂いて果してどの程度生存出来たんでしょうか、浪漫(ロマン)ですね~。
生活ぶりは、数基の竪穴建物で一集落を構成されていて、組み合わせ式釣り針を使って釣りをしたり、ドングリやクルミなどの堅果類を植林栽培し食糧を確保したり、狩猟でシカやイノシシなどの中・小型哺乳動物を弓矢などで狩猟・捕獲して栄養を摂取していたらしいです。
①ドングリやクルミや木の実類は抗酸化物質が豊富に含まれて心臓病・ガン予防・腸内環境の改善・風邪予防に有効です。
②魚介類では鮭類は良質たんぱく源であると共にオメガ3を豊富に含み心臓の健康に有効です。
③アサリの類は身体の余分な熱をとります。
④ホタテは脾臓や胃の消化の助けになります。
⑤エビ類は身体を温めます。
⑥その他、これらから摂取される栄養素としてタウリンと亜鉛を含む食材が免疫力をサポートします。
⑦ビタミンEを含む食材は「若返り」効果がありました。
⑧アスタキサンチンは眼精疲労の改善に有効です。
⑨キチンは解毒作用と免疫力アップに有効です。
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それらの様な各種の薬膳素材を食料(食薬)として普通に摂取していました。現代とあまり変わらない様な感じです。
住む所は竪穴式で、着る物は麻やイラクサの繊維を編んで着ていた事や、病気治療等は現代の様には諸々進歩しておらず、ダウンコートも無く、特に冬季は極寒で食料も少なく、現代とは比較にならない劣悪で危険な衣食住環境できっと短命だったんだろうと思います。
縄文人の寿命などについての研究では諸説あるようですが、その一つは下記の通りです。
縄文人の平均寿命は30〜35歳だったと見られますが、多くの人が30代前半で死亡したということではないので気をつけてください。当時は生まれてまもなく亡くなる子どもが多かったために、全体としての平均寿命が低かったのです。ただ、最近の研究から、縄文人の約3割が65歳を超えるまで生きていたとも報告されています。
引用元:縄文人の寿命 実は長かった!<br />現代人も参考になる縄文人の食生活<br /> ~日本人の暮らしぶりと食の歴史~ |BEST TiMES(ベストタイムズ) (kk-bestsellers.com)
きっと、居所は変わっても一集落で集団行動していたので、現代よりは短命な故に、生まれたり亡くなったりに拠る喜びや喪失感がより身近に感じられたのでは無いかと思われます。
ロマンですねぇ~。そもそも、文字は無かった様ですが話し言葉は有ったんでしょうか、どの様な話し方で今の口語に似ていたのか、笑いは有ったのか、それとも動物園のチンパンジーに近かったのか、火焔土器は何故あの形で何を模していたのかとか、👩👩👧👦家族生活での役割分担はどの様になっていたか、子を作って成人するまでの家族生活がどの様に営まれたのか等の分からない事が沢山あります。
この遺跡貝塚は、保存状態も良く、昭和52年に国の史跡指定を受けたそうです。
あらためて訪れ、現代と比べてみて色々な事に思いをめぐらしてみたいですね。