🌉橋梁工事ー橋梁は、交通河川や道路や線路を跨いで横断しており、大量の車輌過重に耐え、大量輸送を支える、規模は数百メートルにおよぶ超巨大な建設インフラなんです。

この橋梁、どうやって造られたか分かります？ー「おいおい、そんなカッコいい話じゃなく、奥の深い難しい仕事なんだよね。」と言う事になります。

​橋梁工事は、俺たちの生活や物流を影で支えるための、大切な橋を作る仕事だ。だが、通りすがりの人々はこう言うのさ。

「うわー、すげえ迫力！こんなのができたら便利になるねー。それにしても、カーブがスマートでかっこいい！」

​いやいや、ちょっと待ってくれ。君たちがその「かっこいい」カーブの下を通り過ぎるとき、俺たちは汗と泥まみれで、まるでサーカスの綱渡り師か、はたまたマヌケなアクロバット芸人かってくらいの必死の形相で、鉄骨の上をヨタヨタ歩いているんだ。その上で、針に糸を通すよりずっとずっと緻密な仕事をしてるんだ。もっとも、安全対策は安全装置完備で万全では有るんですけど。

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​橋梁工事は、知られざる職人たちの「悲喜交々」が詰まった、壮大なコントのようなものなんです。

一般には、いわゆる「3K」（きつい、汚い、危険）を地で行く、非常に過酷なものです。

・過酷な労働環境と高度な技術

橋梁は、延長が数百メートル有り、河川等を跨ぐため高さも数十メートルは有ります。これを建設するのは、簡単な順序は以下の様ですが、一方で出来型の規格は、例えば、橋台・橋脚の基準高さは±20mm(長さが数百メートル有っても)以内と極めて厳格なんです。

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※新橋建設の手順は、大雑把には以下の様らしいです。

①.基礎工:橋が倒れない為の杭を打ち込む。②.土留め工:打ち込んだ杭を囲むように矢板を設置する。③.掘削,支保工:支えになる桁.梁を設置する。③-1.基礎杭工:橋を支えます。杭の傾斜は数十メートルの深さでも1/100以内で、高さも±50mmなんです。かなり精緻ですよね。④.橋脚構築工:埋め戻し杭の上に鉄筋と土台の型枠を組み立てる。型枠にコンクリートを流し込み橋脚を作る。コンクリートが固まったら型枠を外しその上に桁橋を構築する。⑤.埋め戻し;掘り起こした土を埋め戻す。⑥.橋桁架設高:橋桁を橋脚の上に乗せる。⑦.床版工、橋梁付属物工:桁橋の上に道路の床版と側壁を作る。⑧.舗装工:床版の上を車や列車などが走行できるように舗装する。これも、砂利床の段階で、出来型管理は±40mmとかなり精緻な規格が求められています。⑨.設備工:標識や照明といった設備を設置する。

大雑把に書くとこのような工程で橋が出来上がります。

​◎知られざる橋梁工事の舞台裏

​①橋梁工事は、巨大で美しい建造物を生み出す華やかな仕事に見えますが、その裏側には想像を絶する苦労があります。すべての作業者が共同して取り組んで、巨大で美しい華やかな建造物を生みだしているんです。

​②苛酷な環境での作業: 炎天下や凍えるような寒さの中、雨風にさらされながら高所で作業するのは日常茶飯事です。地上数十メートル、時には百メートルを超える高さで、強風に煽られながら鉄骨の上を歩く姿は、まさに命がけの綱渡りです。でも皆さん完成に向けて一致協力・一丸になって頑張ってるんです。

​③危険と隣り合わせ: 高所作業車やクレーン、巨大な鉄骨など、常に危険と隣り合わせの環境で作業を進めます。まるで戦場のような緊張感の中で、落下事故やクレーンの転倒、資材の落下といったあらゆるリスクに常に気を配り続けなければなりません。皆さんで抜かりが無い様、十分打合せして日々安全に作業を進めているんです。

​✡ミリ単位の精度が求められる: 見た目にはわからないわずかなズレも許されません。橋のたわみや振動を計算し、異なる部材をミリ単位の精度でつなぎ合わせる必要があります。数キロメートルに及ぶ長大な橋でも、わずかなズレが全体の強度や安全性に致命的な影響を与えるため、熟練した技術と経験、そして最新の測量技術が不可欠です。

​なぜミリ単位の精度が必要なのか？

​もし、この精度が守られないと、橋はうまく機能しません。❶部材と部材の間に隙間ができれば、そこから水が浸入して錆や腐食の原因となり、橋の寿命を縮めます。また、❷わずかなズレが大きな振動やねじれを引き起こし、最悪の場合、橋全体の崩壊につながる危険性もあります。

​このような問題を防ぐため、作業員は①地盤調査、②設計、③溶接、④コンクリート打設、⑤クレーン操作、⑥施工管理、⑦安全管理など、それぞれの持ち場と職掌で高い技術と知識を駆使し、基準を厳守しながら工事を進めています。彼らの緻密な作業のおかげで、橋は長年にわたって私たちの生活や物流を支え続けることができるのです。

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​彼らの仕事は、ただ鉄骨を組み立ててコンクリートを流し込むだけではありません。私たちが安心して橋を利用できるように、目に見えないところで、想像を絶する大変な作業を日々こなしているのです。まさに、縁の下の力持ちですね。故に彼らは、自分で作った物に誇りを持ち、皆が便利に利用できて役立っていることに自負があります。。

また、少子化の時代ですが、これからの人達にはこの誇り高いこれらの仕事に、気概を持って挑んでもらいたいと思っています。